2010年 09月 05日
瀬戸内アート2010 IN 犬島
|
犬島に行ってきました。
目的は、今、瀬戸内海の島々で開催されているSETOUTI ART 2010において、有名な建築家が瓦を使った建造物を提案していたので、見に行くことでした。
犬島は岡山県・・・ ということで、壁面には名産の焼き杉がふんだんに使われていました。
さて、さて、現場へ・・・
瓦は、(おそらく)現地で葺かれていた古瓦を再利用しています。
それがいい感じに磨かれた木材の外壁とマッチングしています。
画像を見て気づかれた方もいらっしゃると思いますが、
こちらの屋根は、桟瓦のみで施工されております。
いぶし瓦、究極のシンプル。といったところですか・・・
僕達瓦職人が見ても、これはこれでいけるんじゃないかと思ってしまうほどでした。
ここから少しでも、瓦の新しい使い方を提案してくれる設計士の方々が
増えてくれるのを願いばかりです。
犬島の人口は約50人・・・
そのほとんどが65歳以上のお年寄りで構成されています。
そのお年寄りに、こういった芸術が理解できるかどうかは分かりませんが、
少なくともこの建物には、この島に住む人々に敬意を表しているように感じました。
少なくても長年にわたり、この島を支えてきた人々が理解できないものを作って残すということは、
全くもって、無礼で自分勝手なことであり、この島で芸術祭をする意味をなくしてしまうように思える。
今日本人が失いかけているかつての良い意味での日本人らしさ、日本人としてのアイデンティティを
再構築するきっかけとなる芸術祭であることを願うばかりである。
目的は、今、瀬戸内海の島々で開催されているSETOUTI ART 2010において、有名な建築家が瓦を使った建造物を提案していたので、見に行くことでした。
犬島は岡山県・・・ ということで、壁面には名産の焼き杉がふんだんに使われていました。
さて、さて、現場へ・・・
瓦は、(おそらく)現地で葺かれていた古瓦を再利用しています。
それがいい感じに磨かれた木材の外壁とマッチングしています。
画像を見て気づかれた方もいらっしゃると思いますが、
こちらの屋根は、桟瓦のみで施工されております。
いぶし瓦、究極のシンプル。といったところですか・・・
僕達瓦職人が見ても、これはこれでいけるんじゃないかと思ってしまうほどでした。
ここから少しでも、瓦の新しい使い方を提案してくれる設計士の方々が
増えてくれるのを願いばかりです。
犬島の人口は約50人・・・
そのほとんどが65歳以上のお年寄りで構成されています。
そのお年寄りに、こういった芸術が理解できるかどうかは分かりませんが、
少なくともこの建物には、この島に住む人々に敬意を表しているように感じました。
少なくても長年にわたり、この島を支えてきた人々が理解できないものを作って残すということは、
全くもって、無礼で自分勝手なことであり、この島で芸術祭をする意味をなくしてしまうように思える。
今日本人が失いかけているかつての良い意味での日本人らしさ、日本人としてのアイデンティティを
再構築するきっかけとなる芸術祭であることを願うばかりである。
by syuharidesign
| 2010-09-05 23:30